全体で光をとらえ、近未来の透明感と構造性を纏うレイヤーから見る、無機質を再構築するようなニュートラルな表情。

グレイッシュな背景に浮かび上がる、ガラス・金属・樹脂・セラミックによるミニマルな断片。構造的で冷ややかな印象をもつそれぞれの素材が、空間の中で均衡しながら、詩的なリズムを生み出します。

工業的で異素材のマテリアルによる垂直・水平のグリッド構成と、硬質で平滑な表面のなかに見られる光沢・曇り・反射・透け感といった絶妙なテクスチャーの差異が、繊細なコントラストを形成しており、この静かな有機性を感じる組み合わせが、より “ポスト・インダストリアル” な空間に。